【2023年大相撲名古屋場所】千秋楽TV観戦記

アイキャッチは写真ACで見つけた夕暮れの名古屋城！

ついに千秋楽！優勝争いはもつれにもつれて十両、幕内とも今日まで持ち越されました！

今場所が始まるまでは

と思っていましたが、若元春、大栄翔が思いのほか後半崩れてしまい、3関脇同時大関昇進は厳しそうです。

代わりにと言っては何ですが、平幕、新入幕組の頑張りが凄いことになっています！

関脇の中でも豊昇龍は持ちこたえ、優勝争いに残りました。

ただ、今日の豊昇龍の相手は今場所の台風の目、伯桜鵬！

十両の注目の取組はやはり4敗の取組、大奄美VS獅子、友風VS北の若、天空海VS熱海富士の3つです。

幕内は3敗の取組、錦木VS北勝富士、豊昇龍VS伯桜鵬！

下記はネタバレを含みます。ご注意ください。

十両

動画は下記ご確認ください。
大相撲取組動画 速報･結果

熱海富士、初の十両優勝！そして再入幕へ

天空海VS熱海富士
天空海の勢い良い立ち合いを組み止めると豪快な上手投げで天空海を転がし、大奄美との優勝決定戦へ進みます。
熱海富士VS大奄美
優勝決定戦は最後は頭をつけて大奄美がはたき込みをする動きに合わせて思い切り前進し、大奄美を土俵外まで押し倒しました。

熱海富士、来場所は恐らく再入幕します。幕内での闘いにも期待します。

幕内

今日はドラマ尽くしでした！優勝争いの一番について書いていきます。

北勝富士の圧力で踏ん張り切れない！？錦木をも下し、北勝富士優勝決定戦へ

錦木VS北勝富士
北勝富士がおっつけて出ていくところ、錦木が足を滑らせ、自滅したように見えたのですが、豊昇龍戦も同じように豊昇龍が足を滑らせ自滅した形でした。

芋の里の根拠のない予想はさておき、北勝富士は短期決戦で体力を蓄えて優勝決定戦へ進むことになりました。

時間前からやばすぎる！豊昇龍VS伯桜鵬

豊昇龍が非常に気合が入っているのが見えましたが、伯桜鵬も負けてはいません。

時間前からバチバチ、ケンカが始まるのかと思うくらいの緊張感でした。

豊昇龍VS伯桜鵬

立ち合いは豊昇龍が張り差し、伯桜鵬が横に回ろうとしたときにタイミング良く上手投げ！

豊昇龍も短期決戦で体力を温存し、北勝富士との優勝決定戦へ進みました。

優勝決定戦

豊昇龍、伯桜鵬戦に比べると少し落ち着いた感じがあり、ちょっと心配しましたが、

豊昇龍VS北勝富士

立ち合いから廻しを取りに行き、耐え切れず北勝富士が引いた動きに合わせて押し出し、初優勝を決めました！

更に、大関昇進も確定的となりました。

今場所の勝ち星順位

β版です。

十両の勝敗順位

幕内初優勝！豊昇龍

三賞、今場所は8人の大盤振る舞い！

今場所の感想

豊昇龍、重圧にも負けず、見事優勝！

3関脇同時昇進の期待が重責になったか、大栄翔、若元春が崩れていく中、豊昇龍が頑張り、大関昇進となりました。

特に今日の伯桜鵬戦、優勝決定戦と非常にプレッシャーの大きい取組でしたが、どちらも素晴らしい相撲で見事に勝利しました。

今場所の新入幕組は十両という国から幕内という国を制覇しに来た武将

11勝4敗の伯桜鵬、10勝5敗の豪ノ山、湘南の海と、新入幕組は全員2桁白星、幕内成績トップ10に入っています。

今日豪ノ山が押し相撲で幕内優勝したこともある玉鷲に押し勝ったことからも、実力は全員優勝争いまで行ってもおかしくはないレベルと思っています。

「十両から上がって、幕内でどのくらいできるかお手並み」というより「幕内の今までの力士を滅ぼしに来た武将」と幕内力士は思った方がいい気がします。

3人全員来場所はかなり上に行けるでしょう。そこでどうなるか、期待です。

伯桜鵬（落合君）についての思い出

もちろん芋の里は一度も話したことはないのですが、以前、「超無敵クラス」という番組で鳥取城北高校のマネージャーを特集していた時、落合君が相撲部部長として出演していました。

落合君のマネージャーへの言葉がtiktokにあったので、貼っておきます。

@ritsu2023 #マネージャー ♬ オリジナル楽曲 前垢３．５万人 – りつ🐨

これ以外にも番組での受け答えなど

と思える落ち着いた話しぶり、頭の回転の良さに感心し、是非相撲界に入って欲しいと思っていました。

それから1年、結局落合君が新弟子検査を見ても名前がないので、相撲界に入らなかったのかと思っていたら、社会人相撲で優勝し、幕下でデビューするという話を見てすごく嬉しかったです。

それからの活躍についてはご承知の通りです。

今日の取組も、新入幕にも関わらず、もう優勝争いを何度も繰り広げているベテラン力士の風格も出ていました。

豊昇龍にも気合で負けず、真っ向勝負をしてくれました。

「素晴らしい成長をして、凄いな」と思いましたが、取組後いつもは髷がまだ結えない髪形を直す伯桜鵬が、今日負けた後土俵下に座っているとき、髪形を直さず放心状態で

本当に伯桜鵬、凄いですよ！1月に幕下デビューで7月に幕内優勝争いですから。

また体を休めて熱い相撲を見せてください！

いつもは脇役の力士が頑張った！

中盤から後半は錦木が優勝争いを面白くしてくれました。

後半は北勝富士も盛り上げてくれました。
敢闘賞インタビュー
今回は勝ちたかったという気持ちが見えますね。

ただ、北勝富士「そう戦える場所じゃない」じゃないですよ。実力がついていれば何度もある場所だと思います。

前回の優勝争いの時は10勝5敗、今回は12勝3敗なので、次は勝ち星が2つ増える計算になり、次回の優勝争いは14勝1敗の予定、その次は全勝優勝になります。

来場所に向けて

いやー、今場所面白すぎて大満足なんですが・・・

豊昇龍に先を越された大栄翔、若元春も気合を入れるし、11勝4敗だった琴ノ若も気合が入るでしょうし、今場所以上に戦国時代になりそうです！

それでは力士の皆様、ゆっくりしてください。

相撲関係者の皆様、本当に素晴らしい名古屋場所をありがとうございました。